悲しませたという自覚<見捨てないでラビスタ大雪谷*北海道旅行*

2018年07月26日

かけがえのない家族の病気。


実は我が家には大切な大切な犬がいます。

私に初めて無条件の愛情をくれた大切な家族。
その家族が、つい最近、肺に影があることがわかりました。

幼い頃から動物は好きだったんですが、飼う機会はなく。


東日本大震災の時、一人暮らししていたものの、
親とはほとんど一緒に暮らしたという感じがしなくて。
高校生の頃から夜の街を歩き回っていたし‥
高校卒業後は家をでてしまったし、
なんとなくこのままでは親が死んだ時に後悔が残るのでは?と実家に帰ることに。
(今はほどよい距離感でいいんだ。と思って家をまたでていますが。)

要らない家庭用品の譲り先を見つけ片付けていた時、
テレビを引き取ってくれた人が、車で来たのですが、
車内にたくさんのチワワを乗せていたんです。
わー可愛い!!と思った時、

「たくさんいるから見に来れば?あげるよ。」

と声かけてもらいました。

その人の家は電車で行ける距離。
純粋に最初はただ可愛い犬を見たくて、行きました。

さぞ可愛がっているのかと思いきや、
狭いアパートの一室に、チワワが数えきれないほど。。。
うんちもそのまま。
ドライフードも大袋のまま放置・・。

今まで動物虐待という言葉は実際には知りませんでしたが、
今となってはこれって立派な動物放棄ですよね。

可哀想っていう気持ちなのか、
一匹本当にもらえるのか?という気持ちなのか、
はっきり覚えていないのですが、
母に、チワワを飼ってもいいか?と聞いたら、断られるわけでもなかったので、
当時、仕事も東日本大震災でいつ復活するかわからないお休みを通告され、
実家に、チワワの飼い方!犬のしつけ!と大量の本、
新品のケージ、ベッド、水、ドックフードを買い込み、
後日、妹と再度その家にいきました。


そこで、多頭飼いは産まれた兄弟だと知り、可哀想かな・・と思いました。
来客もきっと珍しくて、吠えられてしまい。

そんな中、好奇心旺盛に妹のところへ寄ってくる一匹の犬が・・。

「この子にする!!!!!!!!」

と妹がすぐ決めました。

そうして、我が家にきたのです。


前の飼い主より絶対に幸せにするんだ!という気持ちでした。
しかし、犬は自分の両親とも兄弟からも突然離され、
家にきた日はソファーの下に潜り込み、
深夜ずっとくーんくーんと泣いていて。
あぁこんな家より前の家がいいよね。。。と自分が苦しくなり
深夜に自分の家に妹も母も残して家を飛び出たんです。
一晩中外で泣いていて、
熱りが冷めて(やっぱり返しに行こうかな?とか思って)
家に帰った時、
ソファーの上でちょこんと座り、
「ササミも牛乳も美味しいー!僕初めて食べたんだー。今帰ってきてどうしたのー?」と
目を合わしてくれたのを忘れられません。
絶対絶対幸せにするんだ!と今でも思っています。



その頃は、まだ多頭飼いってこんなもんなのかなとか思っていました。
私は、譲り受けたあと、狂犬病のワクチン証明書をもらい忘れたな・・。と思い。
本で情報を得ていたんです。
前の飼い主にワクチン証明書や血統書、あと引っ越しの手続きを役所でしたいから、
そういう情報をもらえるか?とお聞きしたところ、
そんなものはないと。

動物を飼うのに幅広い選択肢があるのも知らず、
ペットショップみたいに血統書がついてくるのは当たり前だと思っていたんですよね。
不安になりながら、自分の住んでいる役所で
「こういう経緯で譲り受けたんですが、
もう1歳過ぎているのに、前の住所の登録をしていないみたいなんです。
1歳ですが私の住所で登録できますか?」
と、相談したところ、
多分、相手はブリーダーとしても登録はしていませんね。とはっきり言われました。

その頃、私は、1歳を過ぎているのに、
首輪も慣れてなく、散歩(リード)もできず、おかしい・・・と思っていました。


最低な悪質ブリーダーに出会ったようです。




この犬との出会いは私を大きく変えてくれました。
毎日毎日死にたいと呟く私を愛してくれて、
起きたら喜んで顔を舐めてくれる。
泣きながら帰ってきてもいつでも尻尾を振って迎えてくれる。
私だけではなく家族を変えてくれました。
犬がいることで家に集まるようになり、明るくなりました。

特に母は犬を私以上に愛し、毎日自転車のかごに犬を乗っけて
かなりの距離を走り、季節のお花との写真をいち早く送ってくれます。
あんなにたくさん準備したのに、
ケージは一度も使わず、
人間と同じ布団で入って眠っています。
気づいたら母は人間のごはんより
犬の手作りごはんを調べて作っているほど。


私はその後、神様のいじわるで、犬アレルギーを発症。
呼吸が苦しくなるほどの重症で、
実家を離れることが多くなりましたが、安心して母に任すことができます。


数年経ち、もう一匹、ペットショップの前に捨てられていた
シニア犬を引き取ることにしました。
病気があることがわかっていたので、誰も引き取り手が見つからず、
もうこれ以上はペットショップでは・・と言われた時、
殺されると思うと気づいたら
我が家の家族の一員になっていました。
(その犬は、2年前亡くなりました。またその話は別の機会に。)


病気の治療があったので、二匹目を大きい病院に連れて行き、
町医者にしかかかったことない、この犬を診てもらったところ、
心雑音があることがわかりました。
その後、4歳になる頃に、別の病院にセカンドオピニオンで行き、
「4歳でこの音は凄く心臓が悪い。
町医者が聞こえないのは聴診器が壊れているか耳が悪いかだ。
僧帽弁閉鎖不全症はずさんな繁殖のチワワや人気の犬種に多い。」

そう言われ、ずさんな繁殖に前の飼い主のことを思い出しました。


絶望的な気持ちでしたが、
薬でコントロールできる。と励ましてもらい、
数年間、投薬を続けました。
病院にも二カ月に一回、診てもらっていました。

しかし、最近になって、くしゃみのような、咳が・・・?
すぐに母が病院に連れて行くと、
咳がでるほど、心臓は悪くない・・。とレントゲン。
そこで肺の影を見つかりました。

レントゲンでは何の影からわからないけど、何かはできている。
もしこれが大きくなってしまうなら、癌かもしれない。
進行性の癌なら本当に早いです。と真っ暗になるような言葉が。

次は二週間後でしたが、
二週間待たずに深夜大きく咳をして、母が怖くなり病院へ。
そうしたら、なんと影が大きくなっていることがわかりました。

もし、進行性の癌なら3カ月くらい。。


家族みんなが眠れない毎日を今過ごしています。


私は犬を飼う時に
人間より先に亡くなるというのをわかっていたものの何もわかってなく、
二匹目が亡くなった時は、
本当に本当にこんな経験をまたするなんてと怖くて怖くて。
母のあとをよちよちついていき、
笑顔の姿もたくさん頭の中で浮かぶけど、
硬くなった姿も浮かびます。。
よくペットロスで、
また犬を飼う人を聞きますが、私はもう飼えないと思う。
どんなに犬が可愛くても、
亡くなる時の辛さは・・。


二匹目の時は、仕事で、最後、看取れませんでした。
今も仕事していると、
今この瞬間、苦しかったら…とか万が一のことを考えて、
仕事している時間がとてつもなく長いです。。
仕事に集中する!と思っていても
胸が苦しくなって涙ばかりあふれます。
正直、仕事を辞めようかなと本気で考えています。
それほどかけがえのない存在。仕事どころではありません。


母から聞いて、急いで着替えをもって、
しばらく実家にいましたが、
私が帰ってきてから咳は出ず、いつも通り。


逆にこんな小さい身体に腫瘍があるの…?と余計に信じられません。
私の手から私に癌がうつってー!消えてーーー!
とずっと身体をさすっています。

本当は人間ならCTを撮り、手術に踏み切るのでしょうが
犬はCTが全身麻酔のようで…。
心臓が悪く、麻酔はリスクが高く。
調べたら麻酔なしのCTも大きい病院ではあるようですが、
CTを撮ったところで外科的な手術は麻酔…。

狂犬病ワクチンも、心臓へのリスクを考えやっていません。
(リスクがある疾病がある時は猶予がもらえることになっています)
今後も外科的なことは何もできません。


今は抗生剤と痰をきる薬だけ。
この間にも癌は大きくなるのか。。不安でいっぱい。


9月に旅行も予定していましたが、
航空券もキャンセルし、8月の予定も1つだけ残しキャンセルしました。



犬は何故かごはんを作っていくれる母よりも
私が大好きで、外から帰ってくるのはもちろん、
トイレからでてきても、お風呂からでてきても、
待ってたよー!だっこー!と大興奮。
それも咳の誘発になるし、
心臓に負担で・・・・・・。

この間、遅番後に帰った時、
深夜1時の副交感神経が優位になり、ぐっすり寝ているところを
大喜びで興奮させてしまい、深夜もずっと心拍が早く。。
家族が冷やし、うちわで仰ぎ、
いびきかいて寝ているのに心拍が早く泣きだしたいほどでした。


ひたすら美味しいもの食べて
ひたすらゆっくり寝てもらって、
調子いい時にお散歩行って静かに過ごしてもらいたい。

それなのに、私が寝ていて、起きても嬉しく、
お風呂からでてきても嬉しく、興奮してしまい、
逆に私が家にいると心臓が悪化してしまいそう・・。
現に私がいる間はとても心拍が早く
これからは遅番後は帰るのはやめようと思っています。。。



薬で少しでもよくなるならお金はいくらでも使うつもりです。
この後のことも踏まえて、酸素かプセルはレンタルする予定で準備しています。


長くなってしまいましたが、
何か犬にいい食べ物とか、サプリとか知っている方いたら
コメントでもメッセージでも教えていただけると嬉しいです。
癌は食べたものも栄養にするようで、
人間でも末期になると点滴すら癌の栄養になりできない・・と言いますよね。

もともと母が手作りごはんを作っていて、
あまりシーザー等、保存料とかが入っているものはあげていません。



1秒でも長く、
この家にいてほしいです。

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春も

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この後くる秋も

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元気でいてくれますように。

一番最後の写真はきっと産まれて一番最初の爪切り。
ずっとくんくん鳴いていて、結局近くで待つことに・・

実は、留守番が本当にできず、ゴミをだしに外に行くだけで鳴く。
それも躾。と思って留守番の練習をしていたけれど、
家族皆で甘やかし、だんだん鳴くことも心臓の負担と医者に言われ、
留守番を一切させず。24時間犬番がいます。

田舎なので、郵便局、役所、銀行、近所の回覧板周りも一緒に行く。
病院も負担になるでしょうが
信頼している獣医さんが、可愛いねーと褒めてくれて意外となついているのが救いです。

週末は家族で病院へ行く予定です。



sakurasaku1009 at 12:02│Comments(0)家族との関係 

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