2018年11月23日
夜の街はネオンが優しい光のようで
新聞を開いていたら、見出しにこんな記事が。
住所がほしいです」
無料通信アプリLINE(ライン)の画面に悲痛なメッセージが浮かび上がった。送り主は、数カ月前からシャワー付きのネットカフェで暮らす女性(29)。新宿駅近くの店内から現れた格好は、上下グレーの部屋着に、スーツケースと、ぱんぱんのリュック。持ち物全てを両手に握って。
「体、休めた?」。NPO法人「BOND(ボンド)プロジェクト」代表の橘ジュンさん(47)が声をかける。BONDが受け付けているLINE相談にSOSが届くと、会いに行く。「ずっと一緒に過ごすというより、彼女たちが困っているとき、そこで立ち止まって、一緒に考えさせてもらえたらと思って」
相談に来た女性は北海道出身で、幼いころに両親が別居。一緒に住む母には頭からみそ汁をかけられ、真冬にはだしで家を閉め出される虐待を受けてきた。大学進学とともに暮らし始めた大阪でプログラミング会社に就職したが、過労で入院すると実家に連れ戻された。束縛に耐えられず、一年前に飛び出した。
流れるようにたどり着いたのが新宿。今は派遣型風俗店で食いつなぐ。「小さいころから夢なんか持ったことない。できればさっさと死にたい」。そう語る女性を、橘さんは保護を受けるため区の福祉事務所に連れていった。
いじめ、貧困、性被害…。困難を抱えた女性の自立支援をするNPOの設立前から、ルポライターとして三十年近く、街を漂流する少女らの声に耳を傾けてきた。いつも隣にいるカメラマンの夫、KENさん(50)は「歌舞伎町は懐が深く、受け止めてくれる。だから人が生きられる」と言う。
「接着剤」の意味を込めたBONDプロジェクト。「君のことを知りたい」。若者の生きづらさに向き合う二人にとって、この街は原点でもある。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201811/CK2018111702000273.html
夜の街って本当、何故か光っているんですよね。
なんで繁華街に集まるのかわからない。
けれど、眠れない私は繁華街が寂しさを感じさせないそんな希望のような光がある。
私が繁華街を歩き回っていたときは、
夜回り先生に救ってもらったことがある。
当時は夜回り先生の言葉も知らなかったけれど・・・
昼の世界に戻ってほしいと言われて、
何でダメなの?と思った。この世界はダメなの?と。
逆に昼には戻れないとも感じていた。
昼には居場所がないんだと。
でも、しっかり戻ってきたよ。
今は歌舞伎町を歩いていても、すっかり景色は変わってしまった。
でも、まだまだ歩ける。
歌舞伎町に行くとき、
客引きの声をササっと潜り抜け、
だいたいこのへんかなーとお目当てのお店を見つけた時、
一緒にいた知人に、「すごい‼詳しいね。」と言われた。
そりゃあ、歌舞伎町で生きていましたから。。
と、言えるけど言えない過去。
夜の繁華街も好きだよ。
でも、昼には居場所はないからと彷徨っている子たち、
いつか必ず支援の輪をつなげて、
昼の世界にも居場所を見出してほしい。
私ができたんだから大丈夫。
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